Interview : BRAND STORY #15 喜多野 朝美 さん

フルーツ業界で80年近くの歴史を誇る老舗の果物店「フタバフルーツ」のスタッフであり、フルーツカービングというジャンルの第一線で活躍をする喜多野 朝美さん。 彼女の作品は緻密なグラフィクをカービングで再現をすることをはじめに、フルーツを使って花をつくるなど、色彩に富んだ作品を提供しています。

今回は、喜多野さんに職人になったきっかけと、サーキュレーター「Finn mobile」を使用した感想と空気環境について語ってもらった。

こんにちは。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

早速なんですが、フルーツカービングをやりはじめたのは何がきっかけだったのでしょうか?

もともとそのこういうフルーツカービングはディスプレイのメニューにはなかったんです。 でも店頭の前で、あの客寄せのつもりで店の前で作業をしてたらお客さんが覗いてきて。 その頃(フタバフルーツに入社時)は、店頭によく立ってたので、なんかすることないかなって。それがきっかけでした。 果物でも掘ってみよう!みたいなかんじです。

それは何年くらい前なのでしょうか?

四年くらい前(2021年)ですね。フタバフルーツに入社してまもない頃です。

間もない頃からということは、独学でフルーツカービングを学んだのですね?

そうですね、見よう見まねで、でもそれが何か仕事につながるとかっていうよりは、そういうのあった方が面白いかなぐらいの感覚で練習をしていました。

今ではお仕事としてケータリングであったり、パーティーであったり、いろいろやられてると思うんですけど、そちらにシフトしたのは何がきっかけだったんですか?

それこそ入社した頃からコロナがあったから、やっぱりケータリングのお仕事もだいぶ減っていて。ちょうど収まってきたぐらいにポツポツなんか注文が、大輔さん(社長)を通じて入ってくるようになった時に、最初は、注文っていうよりもサービスでフルーツカービングを提供をしてみたら、すごく反応が良くて。

ちょうどコロナの期間で修行ができた感じですね。

はい、コロナ明けだと23年5月くらいなので2年くらい前ですね。

実際、図案もおこしていますが、もともとそういったものもやられていたのですか?

もともと絵を描いたり、そっち系がすごく好きで。 また、デザイナーの方向に進みたいなって思った時があったんですけど、当時からとにかく作ることに興味があって、版画もよく作っていました。

そうなんですね。版画はかなり応用効きますね。

銅板を削るエッチングをしてて。でもほんとに当時は趣味趣味程度にすればいいって楽しんでやっていました。

こうやって何か創作するのが好きでなんですね。

でも、ほんとコロナ期間中での焦り?なんでしょうか、新入社員ながらなにか新しいサービスを作らなきゃって思ってたのでほんとタイミングはバッチリでした。

どんなフルーツで学ばれたのですか?

多分スイカが一番大きくてやりやすいかなと思うんですけど、スイカだけじゃなくて、メロンとかりんごとか。あとバナナにとか。それらに文字入れたりとかですね。

逆にこれやったらおもろいんじゃないかってフルーツもありますか?

全部の果物でやろうと思ったらできるのですが、鮮度が大事なので文字を掘る以外だと、花びらってバラの花を作ったりとか、あのドラゴンフルーツ掘ったりとかしながらっていうのもあります。

ちなみに作品は、展示後ってどうされるんですか?

基本、「食べれる装飾」というのを売りにしているので、お披露目した後は食べていただかないといけないので、目の前でライブカットしたりとか、それこそ中身をジュースにしたりとかしています。「皆さんで召し上がってください。」っていう形を持っていきます。

おお、ウェディングケーキみたいですね。

本当にそれです。

結構お忙しそうな印象を持っているのですが。

ありがたいことに。 目の前で、そのまあフルーツの香りと、視覚でも楽しんでもらって、食べてもらって。反応がすぐダイレクトにケータリングとかだと伝わるので、仕事として面白いです。 今月に関しても週末は全部埋まっていますし、おかげさまで結構忙しいです(笑)

作業する時に気をつけていくことっていうのは、カービングナイフもそうだと思うんですけど、何かありますか?

作業をしている時に気をつけること…ですか、作業の空気環境だったりですね。空気環境はすごい大事で。あんまり乾いた空気がありすぎると、もうこれ(いま作業をしているスイカ)も多分このまま今すぐ乾いてきちゃってる状態があるので、極力ダイレクトにエアコンの風がくるとは避けています。なので基本消しているのですが、冬は極寒で夏は猛暑って感じでやっています。 なのでサーキュレーター的な、全体空気を循環させるみたいなのが向いてます。

作業をしているのを見ていて私も向いているなと思いました。

風力だけでなくて、風向を真上に向けるとか、すごい調節できるじゃないですか。で、その風が結構真上まで上がってくださったので、あの柔らかい、心地いい、その害のない空気という感じがしています。サーキュレーターは扇風機ににたルックスをしていますが、根本的になにかが違うって気がしています。

果物にたいしてはどうでしょう?やっぱり乾いてしまいますか?

いいえ、そんなことないです。風が直接ガーって当たるわけじゃなくて、どこからともなく自然に風が来ているので柔らかい風っていうんですかね。もちろんスイカも乾かないし、すごい適してるなと思っています。

果物に対しても優しいとか、まったく気づきませんでした。あと、Finn mobileは充電式でコードレスなのですけど、ここらへんはどうでしょうか?

めちゃくちゃ便利です。もう私たちの仕事は、これからの季節はもう外に出ることが多いので、野外のフェスだったり、イベントとかにこういうのがあると、すごく働きやすそうですね。

ありがとうございます。逆に、要望などありますか?

これはなんか。私がちょっとふっと思ったんですけど。アロマの香りも欲しいなって思いました。

実はすでに「フレグランスピン」というのがあるんですよ。

え?そうなんですか?すごい!最高ですね(笑)。

今日はどうもありがとうございました。がんばってください!

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